底地とは、権利の関係上、土地の売却に通常より頭を使う不動産です。
売買では関係者の利害関係をよく見極めて、話を進めるのがポイントでしょう。
底地とはどういった土地か?売却方法は?について解説します!
土地を売却!底地やそのメリットとは?
底地とは借地権付きの土地で、その土地の所有権のみを持っている状態です。
主に、土地を誰かに貸して借地権(土地の使用権)を売るので、所有権をもっていても自由に使えません。
借地権を売れば地主となり、地代や更新料などが定期的に入ってきます。
使用への自由度の少なさがネックになるので、底地を売り払うことによるメリットをみていきましょう。
▼固定資産税の支払いがなくなる
土地の所有者でなくなるので、固定資産税の支払いが必要ありません。
▼財産分与で揉めない
底地は財産分与しにくいので、売却による家族間のトラブルの芽を摘めます。
相続税の支払いもなくなるので安心です。
▼借地権者とのトラブル回避
借地権者とのトラブルが大きなネックとなるので、売ってしまえば、問題を抱えることもありません。
▼収益がでる
地代で収益があがっていないのであれば、売買によってまとまったお金が入ってきます。
土地を売却!底地を売る方法
底地を売却する方法は、状況によっていくつかの選択肢があります。
▼借地権者に売る
Win-Winの関係になれる方法で、地主は土地を買い取ってもらえ、借地権者は土地の所有権を得られます。
借地権者が建て替えや売却しやすくなるので、状況にもよりますが、応じてもらえる可能性が高いです。
▼等価交換する
底地の一部と借地権の一部を交換し、お互いに単独所有できる土地を確保します。
資産価値が市場ベースに戻るので、売りやすさが増すでしょう。
▼借地権者と一緒に売りに出す
所有権と借地権をまとめて売りに出し、市場価格での売買を目指します。
契約更新時期や相続など、ライフステージの節目に検討される方法です。
借地権者との取り分は権利の割合でわけるのが一般的ですが、揉めるポイントなので注意してくださいね。
▼業者に売る
借地権者を絡められない場合や、早く売りたいときには、不動産業者と売買する方法があります。
評価額を低く見積もられるケースが多いので、適正な価格をしっかり把握して、信頼できる業者と取引しましょう。
まとめ
底地の売却は一般的には難しいですが、タイミングや状況をうまく見極めれば売買できるでしょう。
まずは底地がどういう不動産なのかを、しっかり理解することが大切です。
専門性の高い売買になるので、不動産売却に長けた業者に相談してくださいね。
私たち株式会社アフロ 心斎橋店では、大阪市内の不動産情報を豊富に取り扱っております。
土地建物の売却でお困りでしたら、当社までご連絡ください。