20代でマイホームを所有しているなんて、よっぽどの高収入かボンボンか…なんて思っていませんか?
意外かもしれませんが、20代で不動産を購入している人ってけっこう多いのです。
20代での不動産購入の実態、そして20代不動産購入でのメリットならびに注意点について、解説していきます。
20代で不動産を購入するメリット
実は意外と多い20代での不動産購入…こちらについて、まずは国土交通省が発表した「2019年度住宅市場動向調査」の調査結果を元にご紹介します。
国土交通省が発表した「2019年住宅市場動向調査報告書」によれば、各住宅(注文住宅・分譲住宅・中古住宅・新築マンション・中古マンション)の世帯主の年代を見てみると、それぞれ中心世代は30・40代であることが分かりますが、それと同時に30歳未満(20代)の世帯主数も一定数あることを確認する事ができるのです。
戸建て住宅に関しては注文・分譲ともに全体の1割以上の保有率を30歳未満の世代が占めており、分譲マンションについても8.5%と1割に迫る勢いです。
つまり、20代でも10人に1人は不動産を所有しているということがお分かり頂けると思います。
このような背景には、やはり20代で不動産を購入する大きなメリットがあると考えられます。
そのメリットとは、下記の様な点が想定されます。
●定年前に住宅ローンが終わる
●老後の安心を早く手に入れる
●毎月の住居費を"投資"として考え、若いうちから資産運用を考えることができる
自分が住む住居としてであっても、20代のうちから不動産を所有しておくことは将来への大きな投資と捉えることができます。
若いうちから20年30年先を考え、実行するという点に関しては、自分自身への成長も踏まえて大きなメリットと言えるのではないでしょうか。
20代で不動産を購入する際の注意点
一方、メリットだけではなくデメリットについても、きちんと把握しておくべきでしょう。
20代で不動産を購入する際の注意点として、もっとも気を付けたい点は『ライフスタイルの変更にどう対応するか』という点です。
20代は転勤・転職・結婚・出産など、ライフスタイルの変化が激しい年代であると言えます。
住居もそのライフスタイルにあわせて変化していけるのがベストですが、すでに自分の不動産として所持している場合には、その変化に対応しきれない可能性が高くなってしまいます。
「もしもの場合には、賃貸に出せばいい」と考える方もいらっしゃると思いますが、住宅ローンを利用している場合、原則として住宅ローン完済までは他の人に貸すことは規約違反となります。
金融機関と相談の上、賃貸として対応することができたとしても、すぐに借主が見つかるという保証はありません。
貸出後も大家としての対応が求められますので、決して簡単ではないのです。
次にあげられるデメリットとして『住宅ローンの審査が通りにくい』ということが言えます。
社会人としての経験も浅い20代には、住宅ローン審査が通らずに借り入れを受けることができない…という点が懸念されます。
さらに、住宅ローン以外の必要経費が必要という点も忘れないようにしましょう。
不動産には毎年「固定資産税」の請求があります。
また、マンションであれば毎月の積立修繕費や管理費も、住宅ローンと別に必要となることを忘れずに覚えておいて頂きたい点です。
【20代不動産購入の注意点】
●ライフスタイルの変化に対応できるかどうか
●住宅ローンの審査が通らない場合、どうするのか
●住宅ローン以外の必要経費(固定資産税・修繕費・管理費など)も忘れずに!
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まとめ
20代での不動産購入、そのメリットと注意点についてご紹介しました。
20代で憧れのマイホームを持って、これで老後も安心…とは一言では言えません。
上記でご紹介したメリットだけでは無く、デメリットもきちんと把握した上で、購入をご検討頂ければと思います。
ただ、20代で不動産を購入するということは、大きな責任感とこれからの仕事への意欲を手に入れたと前向きに捉えることもできます。
どうぞご自身で納得の行く不動産購入と、将来への道を手に入れて頂ければと思います。
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