不動産を購入する際に気になるのは資産価値ではないでしょうか。
不動産のうち建物部分は時間とともに価値が下落していき、木造建築場合は22年で価値がなくなってしまうのです。
ですが駅近や生活に欠かせない施設や、主要な都市へのアクセスが良いなどの条件がそろうと、資産価値というは高くなっていくのです。
本記事では、資産価値の計算方法や価値が下がりにくい物件の特徴などをご紹介していきます。
不動産物件の資産価値の計算方法とは
資産価値の算出方法は3つ、収益還元法、取扱事例比較法、原価法があります。
それぞれの計算方法は違うので解説していきます。
収益還元法
方法の一つとして家賃相場があり、もし貸すことになった場合に毎月いくらの収入が得られるかが一つのチェックポイントとなっています。
具体的な計算方法は次のようになります。
資産価値=1年分の家賃÷利回り+年間経費になります。
基準になる家賃については、一戸建てであれば同じ町の借家を参考にしてみましょう。
マンションは対象の物件で賃貸として出ている住戸があれば、そちらを参考に計算してみてください。
取引事例比較法
中古の物件を売買するときに、不動産会社が多く利用するのがこちらです。
「あの物件がこの価格で売れるなら、もう少し高く売れるはず」などで割り出していきます。
駅から近い、商業施設までの距離なども考慮して補正値をかけて求めるのです。
原価法
原価法は今の自宅と土地も含め、再取得した場合にいくらかかるのかという方法で算出していきます。
このときに注意しなければならないのが、原価法には時価と新価があることです。
所有不動産の現在の価値を知りたい場合、時価を使わなければなりません。
資産価値=新価-経年劣化での価値の減少と消耗分になります。
経過年数による価値の減少というのは、原価修正とも呼ばれます。
このほかにも設備や部品の耐用年数なども加味して算出していくのです。
不動産物件の資産価値は下落するのか
実は一戸建てやマンションを購入した時点で資産価値が下がってしまうのはご存じでしょうか。
購入したばかりの建物の資産価値は、その時点で約20%から25%下がっています。
年数がたてばどんどん建物が老朽化してしまい、価値は下がる一方なのです。
ですがなかには価値が下がりにくいケースもあるのでご紹介していきます。
資産価値が下落しにくい物件の特徴とは
とくにマンションの場合は、駅から遠い物件は需要が低いこともあり、駅近という条件がつくことによって価値が下がりにくくなるのです。
チェックする上で地盤がしっかりしているかどうかを調べることも重要で、近隣の方に聞いて調べる方法もありますが、直接役所に行って調べることがおすすめです。
風水害を防ぐ防災性も大事ですので、役所で発行しているハザードマップをチェックしておきましょう。
まとめ
不動産価値の計算方法は、収益還元法、取引事例比較法、原価法を使用し算出するのが一般的です。
そして駅からの距離や地盤、水害の防災性が優れた地域によっても左右されます。
不動産価値を考慮する場合は、人気エリアや駅で物件を探してみると良いでしょう。
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