いつか日本に永住したいけど、現在は永住権を持っていないという外国の方もいるでしょう。
日本では外国人でも住宅ローンを組むことができますし、永住権なしでも住宅ローンの契約が可能なケースはあります。
あらためて、永住権とはどんなもので、永住権がないときはどうやって住宅ローンを組むといいか、対策をみていきましょう。
永住権なしでも住宅ローンは組める!そもそも永住権とは
外国人が住宅ローンを組むときは、永住権なしより、永住権を持っていた方がいいといわれます。
永住権とは、外国人が滞在期間を制限されることなく日本に永住できる権利です。
出入国管理及び難民認定法第22条で、永住許可とも呼ばれています。
永住権は法務大臣が与える許可で、永住権を与えられた外国人は永住者と呼ぶことがあります。
永住権を持っている外国人は、在留期間が無制限になるだけではなく、出入国管理及び難民認定法の定める職業に就く限り制限無しという資格が与えられるのです。
永住権を取得するためには、日本に10年以上在留していることや、1人で生活できるだけの資産や技能があることなどが条件とされます。
住宅ローンは永住権なしでも契約が可能?審査はどうする?
実は、住宅ローンは永住権なしでも利用可能としましたが、住宅ローンを利用できる条件に永住権ありとしている金融機関がほとんどです。
永住権なしだと住宅ローンが利用できないケースがあるのは、金融機関のリスクが大きいからです。
もっとも危惧されるのは、住宅ローンを返済している途中に帰国してしまうリスクでしょう。
国際業務をおこなう銀行は少ないので、債務者が帰国してしまうと、それ以降のローン返済がされない可能性があります。
また、外国人には日本語のやり取りが難しい人がいるため、日本語の契約書を理解できるかという問題もあるのです。
さらに、外国人が債務者の場合は保証会社による保証がつけられないケースがあるのも、住宅ローンが利用しにくい原因になっています。
永住権なしでも住宅ローンを利用!審査を通過するための対策
外国人で永住権なしの場合は住宅ローンの利用が難しいケースがほとんどですが、利用できないわけではありません。
では、どうすると永住権なしでも住宅ローンを利用できるのか、対策を確認していきましょう。
まずは、永住権なしでも利用できる住宅ローンを探します。
そのうえで、日本国籍を持つ人に保証人になってもらうと住宅ローンの審査がとおりやすくなるのです。
配偶者や職場の社長などに相談してみましょう。
金融機関によって保証人になれる人の条件が違うので、金融機関に保証人について相談するとよいでしょう。
また、住宅ローンを利用するときの頭金を多く準備する方法もあります。
一般的に、住宅ローンを利用する場合の頭金は、購入価格の20%です。
40%から50%の頭金が準備できるのであれば、住宅ローンの審査がとおりやすくなるかもしれません。
日本に母国の銀行がある場合は、母国の銀行を利用する方法があります。
まとめ
永住権なしの場合の住宅ローンの利用について、審査にとおりやすくなる対策などをご紹介しました。
住宅ローンの審査がとおりやすくなる対策をまとめましたが、ご紹介したのはあくまでも一般的にいわれる審査への対策になります。
そのため、利用したい金融機関が決まったらどうしたら審査がとおりやすくなるか、あらためて相談するのがおすすめです。
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