今回は、固定資産税評価額について解説します。
固定資産税評価額の概要と不動産売却における役割などをを解説したうえで、固定資産税評価額の計算方法や調べ方、固定資産税評価額以外の土地に関する評価額などもご紹介します。
固定資産税評価額とは?不動産売却でどんな役割を果たすのか?
固定資産税評価額とは「固定資産税などの税額を算出する際の基準」として使われる評価額のことです。
固定資産税評価額、という名前だけに固定資産税の算出だけに使われそうなイメージがありますが、それ以外にも都市計画税や登録免許税、不動産取得税の算出にも使われていますよ。
評価額の決め方は、総務大臣が定める「固定資産評価基準」をもとに市町村が評価する、という感じです。
建物と土地は別々に評価され、それぞれの評価額がつけられます。
そのなかでも「土地の固定資産税評価額」は、実は不動産売却において「土地売却のだいたいの相場を知ることができる」という役割も果たします。
ただし、土地の固定資産税評価額=土地の売却価格相場、というわけではなく、土地の固定資産税評価額を0.7で割った数字が、土地の売却価格相場の目安として使われます。
固定資産税評価額を知るには?その調べ方や計算方法について
固定資産税評価額を調べる方法として一番手軽でおすすめなのは、毎年送られてくる「固定資産税納税通知書」についている「固定資産税課税明細書」を確認することです。
これがない場合は、市町村役場で固定資産評価証明書を発行してもらうと良いでしょう。
あと、「固定資産税額÷1.4%」という計算方法でも、おおまかな固定資産税評価額は算出できますよ。
固定資産評価額以外にもある!土地に関する評価額あれこれ
土地に関する評価額は、固定資産税評価額以外にも公示価格・基準地価・相続税路線価・実勢価格があります。
公示地価と基準地価は不動産鑑定士が価格鑑定をおこなうもので、土地の取引価格の指標として使われます。
相続税路線価は国税庁が価格鑑定をおこなうもので、土地の相続や贈与にともなう相続税や贈与税の課税額算定に使われます。
そして実勢価格は、実際の不動産取引などをもとにした「売買相場価格」となります。
不動産の査定などの際に一番参考にされるのは、この実勢価格ですね。
まとめ
今回は固定資産税評価額について解説したうえで、固定資産税評価額以外の土地の評価額もご紹介しました。
不動産売却時の売却価格の参考として使いたい実勢価格が見当たらない場合は、固定資産税評価額をもとに土地のおおまかな売却相場だけでも算出しておくと良いでしょう。
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